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Formula Challenge Japan 第1,2戦 レースレポート


概要

FCJ2006 鈴鹿フォト1 フォーミュラ・チャレンジ・ジャパンの開幕戦が行われましたのでご報告させて頂きます。この日のために、関係各位様から多大なご支援・ご協力・ご声援を頂き、レーシングカートやジュニアフォーミュラを飛び越えて、F3にも匹敵するミドルフォーミュラクラス『FCJ』へステップアップ出来たことを御礼申し上げます。

 鈴鹿では今回の開幕戦の約1ヶ月前に合同テストが行われました。全5セッションで最高順位は13/27番手。緊張感や不安はありましたが、それ以上の自信を持つような生活を意識してきたので、落ち着いて順序を立てて攻略し無理をせずに吸収していくことが出来ました。金曜日に行われた公式練習では、前回の合同テスト時にセッティングの不具合が見つかったため、全車リアの車高を上げて走行することになりました。ブレーキングでのオーバーステア傾向が強くコーナー進入時に向きが変わりやすいので、マシンを安定させるアクセルワークに苦労しました。アウトラップから全開走行をしてピットイン・ピットアウトを繰り返し、タイヤ内圧の上昇具合をチェックしました。

7月8日(土) 予選

第2戦は予選は行われず、第1戦決勝のベストタイム順によりグリッドを決定した

 公式予選は午前9時から40分間をかけて行われました。本来は15分2回のセッションで第1戦・第2戦の予選が行われる予定でしたが、本大会のみ予選は40分とし、第2戦のグリッド順は第1レースのベストラップということになりました。最初の15分はユーズドタイヤでアタックを行い、開始2周目から数周にかけて2番手を記録していました。15分経過後、新品タイヤへとチェンジするために全車ピットイン。その時点での内圧変化のデータを取り、新品タイヤの内圧調整へ反映させてもらいました。ピットアウトのタイミングも良く、クリアラップのとれる位置へコースインすることが出来たのでアタックごとにタイムを更新していき、2'06.741で予選13番手となりました。最後の2周はスローカーに引っかかりタイム更新ができませんでした。

7月8日(土) 第1戦決勝

FCJ2006 鈴鹿フォト2 13番手からのスタートを成功させ、第1コーナーまでに8位前後までポジションアップしました。2コーナーから先は、スタート直後の混乱で車間が詰まっていました。S字4つ目の逆バンクコーナーを抜けると、4速全開で急坂を登っていくダンロップコーナーです。本来なら全開で行けるコーナーで各車スロットルを踏めていない状況だったので、逆バンクコーナーで前走車との間隔をわずかに取り、続くダンロップコーナーを全開で駆け上がっていけるようにラインを変えていきました。前方ではバランスを崩して修正舵を加えている車が多く、その煽りを受けて前走車が失速し、真後ろからラインを変えてオーバーテイクを仕掛けようとしていた自分は行き場がなくなり、縁石にリアタイヤが乗ってしまい、姿勢を乱してコースオフしてしまいました。そのままコースに戻ることができずに、第1レースを終えてしまいました。ご声援下さっていた皆様にはレース以前に「走っている自分」をお見せ出来ずに、本当に申し訳なく思いました。しかし、確実に手応えを掴んだのも事実であり、翌日の第2戦では絶対に「完走」という条件下のもとひとつでも多くの順位を上げてフィニッシュすることを目標に立てました。

7月9日(土) 第2戦決勝

FCJ2006 鈴鹿フォト2 第2戦のスターティンググリッドは第1戦決勝時のベストタイムが適用されることになったので、第1戦では1周目にレースを終えてしまった為に最後尾27位スタートとなりました。第2戦開始前には、服部尚貴選手や関谷正徳監督に「とにかく完走しなさい」とアドバイスを頂きました。自分の気持ちとしては、完走するためにリスクを抑えて走ることを前提に17周のレースなので最後尾から1周1台抜いて、目標順位は10位と決めてレースに挑みました。

 スタートでは前車2台の間をぎりぎりで通過し、どんどんオーバーテイクを仕掛けていきました。1周目で5台抜いて22位、2周目で19位、3周目で18位、4周目にレース中の自己ベストラップを記録し追い上げました。200km/hオーバーでのバトルも違和感なく、自分のイメージ通りに『レース』ができていたので、この時点でレース後半までに目標順位に達することができるだろうと、確実な手応えを感じていました。

 5周目から17位争いのバトルとなり、相手のミラーに映るようにラインを変えて攻め立てました。ヘアピンでは立ち上がり加速での相手のミスで追突しそうになり失速し、後続車にスプーンコーナーで仕掛けられてしまいました。ブレーキを残してコーナーに進入し防ぎましたが、ペースのあがらない前走車と交錯しそうになりバランスを崩してハーフスピンをしてしまい、20番手まで順位を落としてしまいました。  運良くコース上に留まることができたので、再び追い上げを開始。翌周には19位、さらに2周後には18位へと順位を上げ、ファイナルラップのスプーンコーナで17位に浮上しました。途中ハーフスピンをしてしまったことにより、13番手争いに手が届いたということを考えるととても残念に思いました。次回のレースでは、確実に仕留めて前へいきたいと思います。

 今回は、F3と同じ周回数である決勝17周(36分48秒)を走ってみて、クルマのバランスがどのように変化し、自分の体力面でも疲労感などからどのように操作に影響が表れるのかが確認出来ました。あっという間に終わってしまったデビューレースでしたが、自分のポテンシャルと、運や実力を含めた自分の位置を確認出来、足りない部分も多く理解することができました。

 次回のレースは、唯一事前に走行経験のある富士スピードウェイでのレースです。事前テストでのラップタイムも良くコースも熟知しているので、自分ではトップ争いに肉薄していく自信があり、勿論そのつもりで挑みます。変わらずご支援・ご声援下さっている皆様に、レースの素晴らしさや興奮を覚えて頂く為に、一生懸命努力します。絶対に良い戦いをしますので、期待していて下さい。

今後とも、稲垣智彦を宜しく御願い致します。

フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン
FTRS中谷塾FCJ カーナンバー24 稲垣 智彦