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Formula Challenge Japan 第9,10戦 レースレポート


概要

FCJ2006 鈴鹿フォト1 10月に行われたツインリンク茂木でのレースでは、レースウィークの金曜日から順調に7番手を維持し、予選は8番手を獲得しレースに挑むことが出来ました。スタートで5番手前後に浮上しましたが、直後に起こったトップ3台の多重クラッシュに巻き込まれる形になり、14位という不本意な結果に終わりました。また、この鈴鹿サーキットで11月初めに行われた合同テストでは、総合11位という結果でした。7月の開幕戦ではサーキットの攻略不足とマシンの慣れが不足していたことから結果が残せませんでしたが、シリーズを追って最終戦となる鈴鹿へ戻ってきて、マシンの慣れが増し安定して走ることができるようになりました。今回は、いつも1発の速さがトップに及ばず無理をして走ってしまうので、レースでは無理をせず絶対に完走することを目標と立てました。

10月20日(金) 公式練習

 午前のフリー走行では、アタック2周目でコースオフしてしまい走行終了してしまいました。事前のテストではコースオフすることなく、タイアを綺麗に使うことの意味を理解し速いドライバーがどのようにタイムを出しているかを考えた結果を試すつもりだったのですが、データロガーばかり見比べてしまい単純に1コーナーへ突っ込みすぎてしまいました。レース経験が少なくレースでの位置取りが苦手な自分としては出来るだけ速い人の後ろに喰らいついて走る中でタイムを出し、レースのイメージを確立できればと思っていました。セッションの最後のアタックで試すべきなのは承知であったはずなのに、挑戦することをどのレベルまで抑えて良いのか理解できていませんでした。午後に行われたフリー走行では、コースオフしたことでタイヤとマシンのバランスが悪くなってしまいました。他のカテゴリでオイルがコース上に撒かれてしまったこともありますが、グリップ不足に悩まされてうまく状況に対応できませんでした。1コーナーのコースオフで恐怖感が出来てしまいましたが、結果的に飛び込みは良くなりました。金曜日のセッションは共に20番手以下に沈み良い流れとはいかなかったので、翌日の予選でなんとしてでも挽回しなければと思いました。

10月21日(土) 予選

 土曜日の予選ではニュータイヤを履いたので、良くなかった昨日のイメージをリセットする気持ちで挑みました。出走前もメカニックさんに励まして頂き心が落ち着き、天候がよくない中観戦して下さっている方も多く、感謝できリラックスできました。ピットが最終コーナー寄りだったのでレースウィークを通じて先頭でコースインすることが出来ませんでしたが、アウトラップで場所を見極めて速いドライバーの後ろに位置取ることができ、後続との間隔も十分に確保出来たので予選ではずっと後ろを付いていきました。この第9戦予選では集中してタイムアップを続け、5周目に2’03.828を記録しました。その後2周アタックできたのですがマシンバランスを失ってしまい、その間にポジションが下がり12番手になりました。とりあえずではありますが昨日の流れを少しずつ挽回でき、嬉しく思いました。

 10分のインターバルを置いて行われた第10戦予選では、やはり予選1回目の後半からマシンバランスが悪くなってしまい思うようにタイムアタックが出来ませんでした。しばらくペースをあげようとアタックしていましたが、スプーンコーナーでシフトミスをして駆動が抜けてしまい、大きくコースオフしてしまいました。残り時間が1分を切っていたのでそのままラストアタックにはいりましたが、先のコースオフで右リアのプッシュロッドが完全に曲がってしまっていたため、突如バランスを崩し第1コーナーでコースオフしてしまいました。マシンダメージの確認が不十分であったと反省しています。第10戦の予選は満足にいかなかったので、走りのスタイルにおいても改善点が多いことを理解できました。第10戦予選は18番手になりました。

10月21日(土) 第9戦決勝

FCJ2006 鈴鹿フォト2 翌日の第10戦は雨の天気予報に加え18番手と下位に沈んでしまったので、この日の12番手のスタートポジションを活かしてなんとしてでもポイント圏内で完走しようと心に誓ったレースでした。ここまで、怪我による欠場や自分のミスで走りきることが出来ないレースが続き、なんとしてでも完走しなければならなかったのでレースは慎重に走りました。スタートは悪くありませんでしたが、早い段階で3速にシフトアップしてしまい、望んでいたほどポジションアップが出来ませんでした。予選でのコースオフによりタイヤの状態が悪く、ひどいオーバーステアに見舞われてレースペースが落ちてしまいました。後続車があまり仕掛けてこなかったので無理をしなかった部分もあり、そういう状況でも攻めて前に追いつく気持ちで挑まなければと思いました。こういった状況下で、メンタルが弱く攻めることが出来なかった自分に苛立ちました。

本来ならば、開幕戦でこういった慎重な気持ちで臨むべきだったと思います。開幕戦から数戦は、あまりにも多くのものを望みすぎてしまい、気合いや気持ちが噛み合わない状況でした。当時はそのことに気付かず、気持ちだけは負けないでいようと思い、色々なことを経験してようやくレースの難しさを理解しました。完走することがこんなにも難しく、レースで勝利する重みや、相応の努力をもっとしなければ勝つことはできないだろうということ、1年の重みというものが理解できました。第9戦は自己最高の9位フィニッシュで入賞することができ、自分自身ほっとしていますが、とにかく不甲斐ないレースをしてしまったと思います。

10月22日(日) 第10戦決勝

FCJ2006 鈴鹿フォト3 第10戦はFCJシリーズにとって初めてのウエットコンディションでのレースになりました。自分にとって、雨のレース・雨の鈴鹿を走るのが初めてだったので、慎重に走りました。昨日のモヤモヤした気持ちがそのまま続いてしまいましたが、難しいコンディションで完走することが出来れば自ずと上位にいけると考え、ポイント獲得圏内まで順位を上げてシーズンを終えることができればと思いました。フォーメーションラップでは納得のいくようにタイヤを暖めることができ、スタートで5台ほどパスすることができました。予選順位が18位と悪い位置だったので、最初の1周だけは気をつけて後方から様子をみながらしっかり1周目を終えました。スタートラインを越えたあたりからウォータースクリーンで何も見えなくなってしまい、1コーナーで渋滞しているイン側をキープして何台かに抜き返されてしまいました。その後は、黄旗区間などに注意をして走行し必死に前を追いましたが、前のクルマのコースオフやスピンに巻き込まれそうになったり、黄旗区間の処理で後続に一気に追いつかれてしまったりして思うように走れず、ようやくペースをあげて攻めることが出来たのはレース中盤からでした。しかし、後続を徐々に離していき前のクルマが見えてくると、自らのミスでコースオフしてしまったり、とにかく慎重に周回を重ねることになりました。結果、18位スタートから12位までポジションアップしてフィニッシュしました。コースオフでのタイムロスにより入賞圏内に手が届かなかったのはとても残念でしたが、リタイアが多かったシーズン最後の難しいコンディションのレースを完走することができて、本当に自分の為になったと思います。また、予選順位が下位に沈んでしまったことも結果に反映されてしまっているので、とにかくトラブルを引き起こさずに走りきることが必要だと思っています。

 17周の長いレースでポイント圏内を狙っていましたが、最後のレースが12位という結果で、すごく残念に思います。しかし、1年間を通してご支援・ご協力を頂いたTOYOTA関係者の皆様やメカニックの皆様、FCJ講師の皆様やJRP関係者の皆様、仲良くしてくれたドライバー、雨の中見てくださったお客さんやコースオフィシャルさん、今年の活動をご支援くださった皆様、一緒に走ってくれたマシン、そして無事に1年間を過ごすことができたことに、改めて感謝し、御礼申し上げます。

 1年間を通し、レースで接触をしてしまったり、自分のミスが多くて思うようにいかなかったり、怪我でレースに出ることが出来なくなってしまったり、多くの失敗をしてレースの難しさを理解するばかりか社会的な面も数多く勉強させて頂きました。時折上位に食い込むものの、入賞2回とあまり良い結果が得られなかった1年目のシーズンでしたが、このようなチャンスを頂き本当に有難う御座いました。これだけ多くのことを支えて下さった皆様にとても感謝しています。今シーズン学んだことを忘れることなく、来年はこの失敗を活かして後悔をなくし、チャンピオン獲得を目標に相応の努力をしたいと思います。今後とも宜しくお願いいたします。

フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン
FTRS中谷塾FCJ カーナンバー24 稲垣 智彦

Formula Challenge Japan 第7,8戦 レースレポート


概要

 前回の第5戦・第6戦は怪我のため欠場してしまったので、今回の復帰レースをとても楽しみにしていました。事前に行われた合同テストでは総合13位という結果で、怪我の影響で体力面での課題も多かったのですが、stop and goのツインリンクもてぎのコース特性は車の操作方法を良く学ばせてくれました。最終戦の鈴鹿に向け、優秀の美を飾れるように結果を残したいと思いました。

10月20日(金) 公式練習

FCJ2006 もてぎフォト1 合同テスト時からようやく良い感触を得たので、それなりに速く走ることができるようになったことで内圧の数値も今まで以上に良いところを試し、理解できようになりました。前回のレースを欠場したこともあり、気候の変化もあるのでタイヤ内圧をリセッティングしてデータ取りしていきました。1本目は合同テスト時と同じく、7番手でセッションを終え良い感触でした。2本目のセッションの最後にユーズドタイヤでタイムを出す目的でタイヤ内圧を合わせたのですが運悪く赤旗終了となってしまいタイムが出せませんでした。タイヤは痛めることなく綺麗に磨耗させることができ、ラップタイムも安定し、自分で良し悪しが分かるようになったのでかなり進歩したのではないかと思います。この日は帰宅前にマシンに電気系統のトラブルを発見し、もし発見していなかったら予選に出走できない事態となっていたのでメカニックさんやエンジンメンテナンス担当の方に感謝しています。

10月21日(土) 予選

FCJ2006 もてぎフォト1 予選は1回目からニュータイヤでアタックしました。合同テストではブレーキングでタイヤを壊してしまう事があったので、もう1セットとのマイレージを出来るだけ均衡にしようと思い、このまま2回目の予選と第1戦を戦うことにしました。走り初めからはコースアウト車両によるイエローフラッグ提示が多くアタックできませんでした。セッション終了までの3周程がアタックタイムになり、1’54.189でまずは4番手に入りました。ラストアタックに入りましたが自分はミスによりタイムを更新できず、その差僅か0.05秒差で8番手に落ちてしまいました。53秒台に入れる手応えがあっただけにとても残念です。しかし、これまでの予選最上位を獲得できたので決勝に向けて闘志を滾らせました。特に、怪我からの復帰で、長らくレースから遠ざかっていたので、とても嬉しかったです!

 10分のインターバルを挟んで、2回目の予選が開始されました。これまでの予選は、車を乗りこなすことが出来ていなかったので、「とにかく走って赤旗になってしまう前にタイムを出さなくては」という思いが大半でした。今回は車をどのように動かすと速いのか、またコーナーひとつをとっても体感で速いと感じる事がより出来るようになり、その際の操作にも反映させることができるようになったので今までよりも走りを噛み締めながら冷静に走ることができました。まず予選1回目のラップタイムを早めに記録しておくことを目標に走り、ほぼ同タイムの1’54.249を記録しました。それから更にタイムアップを狙ってアタックを続けましたが、セクター1・2でベストタイムを刻むものの1周をまとめきることが出来ない周回が続き、次第に前車に追い付いてしまいました。ここで最後の一周に勝負を賭けてクールラップを入れましたが、ギリギリで間に合わずチェッカーが降られてしまいラストアタックを行えませんでした。結果、14番手となりました。もう少し早めに状況判断をしてクールラップを入れることができれば、もう少しチャンスが広がったと思っています。

10月21日(土) 第7戦決勝

 怪我からの復帰戦ということもあり、レースがとても楽しみでした。スターティンググリッドはレーシングラインではない方のグリッドだったので、フォーメーションスタート時に敢えてホイールスピンさせ、グリッドを掃除しました。

 シグナルレッド点灯、消灯でスタート! スタートは完璧に決まって、1コーナーまでにトップ3台の左後方・5番手まで順位を上げました。しかし、第1コーナーのブレーキングでトップ3台が接触し、横転する大クラッシュが起きました。コース右端から目の前を減速しながら横切っていったため、フルブレーキングをしてターンインしている最中では逃げ場が塞がれてしまい、巻き込まれてしまいました。この時点でイエローフラッグが振られ、すぐにセーフティーカーが導入しましたが、コースへの復帰も遅れ8番手まで順位を下げてしまいました。3周のセーフティーカーランが終わり、レース再開。レーシングスピードに戻ると、前のマシンのペースに全く付いていけず順位を落とすことになってしまいました。接触の影響でフロントウィングの左フラップと翼端版が地面に擦っていて、マシンがノーズダイブしない状況だということが分かりました。(ストップアンドゴーのコース特性を持つツインリンクもてぎでは、特に左フロントタイヤに荷重移動が必要) ブレーキで止まらず、コーナーで曲がらず、わずか2周の間に13番手まで順位を下げてしまいました。咄嗟の判断でブレーキバランスを変え前を追い54秒台に入れましたが、タイヤ内圧が上昇し、ひどいオーバーステアになってしまいました。しかし、11周目にたたき出したベストラップは、4番手付近のマシンにも十分肉薄できるタイムだったことが唯一の救いで、14番手でなんとかこのレースをフィニッシュできました。フロントウィングは破損し翼端版が大きく削れていて、レース後半にペースを取り戻せた理由は翼端版が削り取られてノーズダイブが正常に行えるようになったからでした。
 予選での順位を活かしきれずショックでした。このレースは、スタートで全てが決まってしまったと思います。

10月22日(日) 第8戦決勝

FCJ2006 もてぎフォト2 スタートの動きだしは抜群でしたが、シフトアップ時に2速に入らず、順位を下げて1コーナーに入りました。しかしすぐに順位を挽回し、周回を重ねていきました。とにかく、今回はマシンに不具合があろうがなかろうがレースペースが良く、すぐ前に詰まってしまう感じでした。そのことで気が抜けてしまったのか、4周目の下り90度コーナーのブレーキングで前車に近付きすぎてしまい、回避しようとバランスを崩しかけたところでシフトロックをしてコースオフしてしまい14番手走行中にリタイアとなりました。昨日のレースもそうですが、組み立てた良いレースウイークがどんどん崩れていってしまいました。とにかく悔しい、そしてなかなか完走できないことに苛立ってしまいました。負けずとファイティングスピリットをしっかり持って闘っていきたいと思っています。残るは最終戦鈴鹿のみとなります。絶対に諦めずに結果が残せると信じて努力してまいりますので今後とも宜しくお願い致します。

フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン
FTRS中谷塾FCJ カーナンバー24 稲垣 智彦

Formula Challenge Japan 第3,4戦 レースレポート


概要

 富士スピードウェイで行われた、フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン第3戦、第4戦の結果をご報告させて頂きます。先立って行われた富士スピードウェイでの合同テストでは計2回のセッションで7番手を獲得でき、開幕戦の時よりも自信を持って挑むことができました。しかし、同様にライバルたちも手強くなっており、一瞬たりとも気が抜けない僅差の戦いとなりました。レースデビューから3戦、4戦目を経験し、経験の少なさ故のミスがありました。たくさんの反省点を見出し、自分の弱い部分を知ることができたので、次回のレースが楽しみです。

8月5日(土) 第3,4戦予選

FCJ2006 富士スピードウェイフォト1 FCJでは金曜日のセッションからタイヤは2セットしか使えないので、大概のドライバーは予選1回目でニュータイヤを装着します。快晴の富士スピードウェイにコースインし、まずは5周して感覚を掴んだところでクーリングラップを挟んでタイムアタックをしました。完璧にはいきませんでしたが、43秒台まであと一歩となりこの時点で7番手タイムでした。もう少しで上位5台に手が届く実力が付いてきたと思います。最終ラップまでアタックを続けましたが僅差で逆転されてしまい、結果9位となりました。

 10分のインターバルを挟んで行われる第4戦予選では、路面が汚れたりすることがないので、1周目からハードプッシュしました。クリアラップが欲しかったので、いの一番にピットアウトし、一番にコースインすることができました。今回のレースは、開幕戦の鈴鹿でリタイアしてしまったので、走行距離を稼ぐため全セッションで一番にコースインをすると決めて、他のドライバーよりも早くマシンに乗り込んで準備をしていました。ライバルより1周でも多く、と心掛けたのでこの点は良かったと思います。

 走り出してすぐのアタックラップ1周目に、170km/hでクリアしていくコカコーラ・コーナーでリアが滑ってしまい、そのままカウンターステアをあてて縁石に乗ってしまった影響でマシンのアームにダメージを負ってしまいました。それからは強烈なアンダーステアでタイムは1分45秒台で頭うちになってしまいました。右フロントのアームが曲がってしまったことが原因で、ハンドリングとマシンバランスが大きく崩れてしまいました。結果、第4戦は20番手。自分のミスで自分の首を絞めたということが良く分かった予選でした。

8月5日(土) 第3戦決勝

FCJ2006 富士スピードウェイ2 公式予選終了後、第3戦決勝が行われました。スタートは右後方から1台に抜かれてしまいましたが、100Rで抜き返し、さらに前車のミスブレーキングに乗じて6番手までジャンプアップすることができました。しかしネッツコーナーにて、後続に無理矢理インを刺され、立ち上がりで全くラインを残してもらえず、コース外まで押し出されてしまいました。すぐに切り返しとなる最終コーナーでは、後続を抑えつつ、少しでもホームストレートに向けて速度をのせることができるラインをトレースしようと努力しましたが、速度の伸びを失っていて成す術なく数台に抜かれてしまいました。その後は見せ場を作ることが出来ず、前方は4秒、後続は6秒離れた一人旅となり10位でフィニッシュしました。懸命に走りましたが、相手にペナルティがなかったことには不満が残りました。このレースでの課題はベストラップが遅かったことです。しかし、初入賞を3戦目で記録できまずは一安心しました。

8月6日(日) 第4戦決勝

FCJ2006 富士スピードウェイ3 レースは20位からのスタートでしたが、シングル圏内でのフィニッシュを目指しました。スタート直後の混乱が起きる1周目で、少しでも多くの車を抜くことがキーポイントになると思いました。6000回転ほどで回転を留め、エンジンストールさせないように全神経を集中させ、シグナル消灯の抜群のタイミングで発進しました。強烈な牽制に阻まれましたが縦横無尽にコースを使って、ポジションをあげていきました。このレースでは、インからもアウトからもオーバーテイクを成功させ、レースの1周目は11番手でホームストレートを通過しました。オープニングラップの1コーナーでクラッシュがあった影響で、ホームストレートではイエローフラッグが提示されていました。イエローフラッグは追い越し禁止なのですが、後続がスリップストリームを使い自分を抜いていきました。1コーナーの手前250m付近で、抜いていった相手が黄旗に気付いてバックオフするような動きを見せ周囲が混乱し、1コーナー回ったところで何故か前車が加速せず追突してしまいました。この影響でダンパーのボンネットがめくれ上がってしまい、前が見えなくなってしまったのでピットインしました。もう一度走り出すつもりだったのですが、スペアパーツがなかったのでリタイアしました。今回のレースは、2レースとも予選順位から大幅なジャンプアップが出来ましたが、納得のいかないレースとなってしまいました。中団からのスタートも、上手くすり抜けていく技術はあると思いますが途中でリタイアしてしまったことが残念でなりません。特に、プロセスはどうあれイエローフラッグ区間での接触はとても危険なもので、以後絶対にしないようにと思います。 今後ともご指導、ご声援の程を宜しくお願い致します。

フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン
FTRS中谷塾FCJ カーナンバー24 稲垣 智彦

Formula Challenge Japan 第1,2戦 レースレポート


概要

FCJ2006 鈴鹿フォト1 フォーミュラ・チャレンジ・ジャパンの開幕戦が行われましたのでご報告させて頂きます。この日のために、関係各位様から多大なご支援・ご協力・ご声援を頂き、レーシングカートやジュニアフォーミュラを飛び越えて、F3にも匹敵するミドルフォーミュラクラス『FCJ』へステップアップ出来たことを御礼申し上げます。

 鈴鹿では今回の開幕戦の約1ヶ月前に合同テストが行われました。全5セッションで最高順位は13/27番手。緊張感や不安はありましたが、それ以上の自信を持つような生活を意識してきたので、落ち着いて順序を立てて攻略し無理をせずに吸収していくことが出来ました。金曜日に行われた公式練習では、前回の合同テスト時にセッティングの不具合が見つかったため、全車リアの車高を上げて走行することになりました。ブレーキングでのオーバーステア傾向が強くコーナー進入時に向きが変わりやすいので、マシンを安定させるアクセルワークに苦労しました。アウトラップから全開走行をしてピットイン・ピットアウトを繰り返し、タイヤ内圧の上昇具合をチェックしました。

7月8日(土) 予選

第2戦は予選は行われず、第1戦決勝のベストタイム順によりグリッドを決定した

 公式予選は午前9時から40分間をかけて行われました。本来は15分2回のセッションで第1戦・第2戦の予選が行われる予定でしたが、本大会のみ予選は40分とし、第2戦のグリッド順は第1レースのベストラップということになりました。最初の15分はユーズドタイヤでアタックを行い、開始2周目から数周にかけて2番手を記録していました。15分経過後、新品タイヤへとチェンジするために全車ピットイン。その時点での内圧変化のデータを取り、新品タイヤの内圧調整へ反映させてもらいました。ピットアウトのタイミングも良く、クリアラップのとれる位置へコースインすることが出来たのでアタックごとにタイムを更新していき、2'06.741で予選13番手となりました。最後の2周はスローカーに引っかかりタイム更新ができませんでした。

7月8日(土) 第1戦決勝

FCJ2006 鈴鹿フォト2 13番手からのスタートを成功させ、第1コーナーまでに8位前後までポジションアップしました。2コーナーから先は、スタート直後の混乱で車間が詰まっていました。S字4つ目の逆バンクコーナーを抜けると、4速全開で急坂を登っていくダンロップコーナーです。本来なら全開で行けるコーナーで各車スロットルを踏めていない状況だったので、逆バンクコーナーで前走車との間隔をわずかに取り、続くダンロップコーナーを全開で駆け上がっていけるようにラインを変えていきました。前方ではバランスを崩して修正舵を加えている車が多く、その煽りを受けて前走車が失速し、真後ろからラインを変えてオーバーテイクを仕掛けようとしていた自分は行き場がなくなり、縁石にリアタイヤが乗ってしまい、姿勢を乱してコースオフしてしまいました。そのままコースに戻ることができずに、第1レースを終えてしまいました。ご声援下さっていた皆様にはレース以前に「走っている自分」をお見せ出来ずに、本当に申し訳なく思いました。しかし、確実に手応えを掴んだのも事実であり、翌日の第2戦では絶対に「完走」という条件下のもとひとつでも多くの順位を上げてフィニッシュすることを目標に立てました。

7月9日(土) 第2戦決勝

FCJ2006 鈴鹿フォト2 第2戦のスターティンググリッドは第1戦決勝時のベストタイムが適用されることになったので、第1戦では1周目にレースを終えてしまった為に最後尾27位スタートとなりました。第2戦開始前には、服部尚貴選手や関谷正徳監督に「とにかく完走しなさい」とアドバイスを頂きました。自分の気持ちとしては、完走するためにリスクを抑えて走ることを前提に17周のレースなので最後尾から1周1台抜いて、目標順位は10位と決めてレースに挑みました。

 スタートでは前車2台の間をぎりぎりで通過し、どんどんオーバーテイクを仕掛けていきました。1周目で5台抜いて22位、2周目で19位、3周目で18位、4周目にレース中の自己ベストラップを記録し追い上げました。200km/hオーバーでのバトルも違和感なく、自分のイメージ通りに『レース』ができていたので、この時点でレース後半までに目標順位に達することができるだろうと、確実な手応えを感じていました。

 5周目から17位争いのバトルとなり、相手のミラーに映るようにラインを変えて攻め立てました。ヘアピンでは立ち上がり加速での相手のミスで追突しそうになり失速し、後続車にスプーンコーナーで仕掛けられてしまいました。ブレーキを残してコーナーに進入し防ぎましたが、ペースのあがらない前走車と交錯しそうになりバランスを崩してハーフスピンをしてしまい、20番手まで順位を落としてしまいました。  運良くコース上に留まることができたので、再び追い上げを開始。翌周には19位、さらに2周後には18位へと順位を上げ、ファイナルラップのスプーンコーナで17位に浮上しました。途中ハーフスピンをしてしまったことにより、13番手争いに手が届いたということを考えるととても残念に思いました。次回のレースでは、確実に仕留めて前へいきたいと思います。

 今回は、F3と同じ周回数である決勝17周(36分48秒)を走ってみて、クルマのバランスがどのように変化し、自分の体力面でも疲労感などからどのように操作に影響が表れるのかが確認出来ました。あっという間に終わってしまったデビューレースでしたが、自分のポテンシャルと、運や実力を含めた自分の位置を確認出来、足りない部分も多く理解することができました。

 次回のレースは、唯一事前に走行経験のある富士スピードウェイでのレースです。事前テストでのラップタイムも良くコースも熟知しているので、自分ではトップ争いに肉薄していく自信があり、勿論そのつもりで挑みます。変わらずご支援・ご声援下さっている皆様に、レースの素晴らしさや興奮を覚えて頂く為に、一生懸命努力します。絶対に良い戦いをしますので、期待していて下さい。

今後とも、稲垣智彦を宜しく御願い致します。

フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン
FTRS中谷塾FCJ カーナンバー24 稲垣 智彦